神戸市のレストランなどが、格安の結婚式を企画する「神戸カジュアルウエディングスタイルの会」を発足させた。ホテルや専門式場並みに挙式から披露宴まである本格的な内容ながら、料金は3分の1以下に抑える。経済的な理由で披露宴をあきらめざるを得ないカップルらの利用を見込む。
(三宅晃貴)
神戸市中央区磯上通8でイタリア料理店「クレイド」を経営する西尾基樹さん(43)ら、市内のレストランやイベント企画会社の経営者ら計9人が参加。被災して経済的に苦しくなり、式を挙げられなかった夫婦が多くいることを知った西尾さんが「あきらめていた結婚式を実現してあげたい」と発案。昨年夏ごろから同業者らに呼び掛け、震災15年の今月17日に発足させた。
式のプランニング、新郎新婦の衣装、当日の運営までを同会が引き受け、会場の選択や演出まできめ細かく演出する。会場は市内約20店のレストランから選べる。
祝儀のかわりに会費制にしているため参加者の持ち出し分が少なく済むほか、式後に支払いできるためカップルの立て替え負担もない。レストランで挙式と披露宴をすることから会場費、料理、スタッフの人件費などが安く済むという。
西尾さんは「ウエディングを通して、神戸のまちを盛り上げたい」と話している。
同会は発足記念として、震災で結婚式を挙げられなかった夫婦3組を抽選し、無料の挙式をプレゼントする。同市在住の絵本作家の民野智美さんが2人の出会いを描いた絵本を作成するほか、ウエディング新聞をラベルに張ったワインやアルバムなども贈られる。披露宴は含まれない。
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